2019年度の目標
大豊町に設立された「高知おおとよ製材」が2013年8月に操業を開始しました。新会社には、系統の高知県森林組合連合会が資本参加して、原木の安定供給という大きな役割を担うことになりました。フル操業時の原木消費量は、年間10万㎥が想定されています。
高知県林業が大きな節目を迎えました。
これまで高知県内で生産された原木のうち、6割がそのまま県外に出ていたものが、県内で加工できることになり、原木生産をとりまく環境が大きく変わろうとしています。
県が策定した第3期産業振興計画の林業分野では、令和3年度の原木生産量81万㎥を目指して、生産から加工、流通・販売、更に木質バイオマス発電まで大きなビジョンが描かれています。
私たちも大きな役割を担います。
大型製材工場が稼動する大豊町の隣接組合として、資源の有効活用と循環利用で、森林所有者の所得の向上、そして地域の雇用拡大に繋げたいと考えます。
基本は ・組合員の理解を得つつ「森の工場(集約化)」推進
・壊れない作業道の開設と高性能林業機械の導入 などで、山側が、今求められている「生産費低コスト化」へ、最大限の努力を継続します。
また、当組合では平成27年3月に、県や市の支援により香美市土佐山田町繁藤の香美市有地に山元中間土場として「繁藤ストックヤード」を建設し、県の木材増産への取組強化に対応しています。併せて、国見支所を新たなストックヤード管理棟と併設するかたちで移転し、地域の林業振興の拠点となるよう目指しています。