高性能・先進林業機械の紹介

高性能・先進林業機械の紹介

当組合では様々な高性能・先進林業機械を導入し、木材生産コストの低減を図り、組合員への利益の還元に努めています。
ここではその一部をご紹介します。

タワーヤーダ
タワーヤーダ― タワーヤーダ―02

オーストリア製の移動式人工支柱付架線集材機です。機械の設置から架線の架設にかかる時間が短縮でき、集材距離が最大400m程度と中距離集材に適した先進林業機械です。リモコン操作や自動運転ができるため、技術員の省力化も図れます。安全性にも優れており、吊り荷が重ければ警報音が鳴ることにより制限量を知ることができ、主索に急激な張力が掛かれば自動で緩むなど、オペレータが安心して作業が行えるシステムになっています。また、集材距離が長くとれるため路網密度を低く(道の間隔を広く)することができることから、作業道の開設コストや維持管理の面からも優れているため、特に道を付けにくい急傾斜地において効率的に集材作業を行うことができます。


タワーヤーダ映像
制作:株式会社アミタ持続可能経済研究所・高知県森林技術センター


スイングヤーダ
スイングヤーダ― スイングヤーダ02

主索を用いない簡易な索張方式に対応し、作業中に旋回可能なブームを装備する高性能林業機械です。 建設用ベースマシンに集材用2胴ウィンチを搭載し、ブームとアームを立てて(簡易なタワー代わりとして)使用します。ランニングスカイライン方式による列状間伐により、効率的な集材が行え、プロセッサの能力を最大限に活用することが可能となるため、搬出コストを低減できることが大きな特徴です。アームの先についたグラップルは旋回できるため、集材した材をその場で仕分けることができます。また、先端の作業機をバケットに交換することにより、作業道開設も可能となるため汎用性が高い機械です。ただし、集材距離は最大でも100m程度のため、近距離集材に限られます。

スイングヤーダ映像
制作:高知県森林技術センター


プロセッサ
プロセッサ プロセッサ02

集材した全木(枝葉付)を枝払いして玉切りする、造材用高性能林業機械です。掴んだ材を送材装置により送りながら専用ナイフで枝払いを行い、設定した長さで玉切りすることができます。この機械が開発されたことにより、木材の生産コストが大幅に低減させることができました。


ハーベスタ
ハーベスタ ハーベスタ02

プロセッサと同様の機能に加え、ヘッド(作業機)部分を動かせるため、アームの届く範囲内で立木の伐採もおこなうことができます。この機械一台で伐倒・枝払い・玉切りすべての工程をこなす優れた機械です。